立体視画像の視差(視聴編)

視差とは

左右の目で見たとき、モノの見え方には違いが発生します。それは左右の目で別の位置からモノをみているためです。三角測量の要領で、遠くにあるものほどズレが小さく、近くにあるものほどズレが大きくなってきます。立体視画像を見る場合にはこの視差が立体感に影響します。

この画像の左右の手の距離を比べると手前に出た手のほうが距離が遠くなっています。つまり、目の近くにあるほどズレが大きくなっています。

分かりにくいのでアナグリフ表示

右手で位置合わせしているので、胸のあたりと左手で見比べると分かりやすくなっています。

視聴時の視差

左右のずれが大きいほど奥行が感じられますが、この左右のずれは撮影した画像だけでなく、視聴する環境に大きく影響を受けます。以下は、同じ画像の大きさを変えたものになりますが、大きい画像よりも小さい画像の方が立体感が強く出ていると思います。また、ディスプレイと目の距離を近づけると立体感は薄れ、距離を離すと立体感が上がると思います。

画像内の視差、表示させる画像(ディスプレイ)の大きさ、画像と目の距離によって実際の視差は変わってきます。このうち、画像内の視差は後から変更できませんし、撮影者の技量、環境により一定でない可能性があります。そうなると、見る側で最適な立体感を得るために画像の表示サイズや画像との距離を調整する必要があります。

そんなものを考えなくて済むのはVR用のカメラを使って固定の視差で撮影することだと思うのですが、撮影に関してはまた別の記事で。